ということで、2021/22シーズンのVリーグV1女子が無事に終了しました。今季も悲喜こもごもでしたが、皆さんのシーズンはいかがでしたでしょうか。
私自身は現地観戦はV2女子を含めると62試合(皇后杯含む)と、Vリーグファンの中ではかなり多いと思います。メインの東レは29試合とダントツですが、視野を広げるために他のチームの試合にもできるだけ足を運びました。
※多い順に内訳を申し上げると、東レ:29、NEC:11、久光:10、PFU:10、姫路:10、トヨタ車体:9、デンソー:9、KUROBE:7、岡山:7、日立:7、JT:6、埼玉上尾:5、V2:2、です。
毎年恒例となりましたが(2018/19からやってます)、個人的にVリーグ女子で今シーズンよかった、と思うものを、選手編とスタッフ・試合編、そして会場編に分けて、アワード形式でご紹介します。
会場編は以下の8部門からなります。
- 最優秀応援賞
- 最優秀新曲賞
- 最優秀DJ賞
- 最優秀選曲賞
- 最優秀広告賞
- 最優秀コラボ賞
- 最優秀グッズ賞※新設
- 審査員特別賞※新設
最優秀応援賞:ヴィクトリーナ姫路
今シーズンもさまざまな応援団が試合を盛り上げてくれました。そんな応援団の中から個人的に心に残ったもの、がこの賞です。
昨シーズンに続き声を出しての応援ができなかったり、応援団を派遣できなかったり(社員がやっている場合は出張に該当するなど、社内規定でNGのケースがあるため)、応援団の方々は相変わらず大変だったと思います。まずはお疲れさまでした。
そんな今シーズンで一番印象に残ったのがヴィクトリーナ姫路の応援です。というより応援ツールが素晴らしかったんです。
ヴィクトリーナ姫路は基本的に音響を使いません(2月の岡山では音響を使ってましたが、BGMをバリバリ流すタイプとは異なってました)。応援団のツールは基本的に太鼓だけです。その太鼓がよかったんです。
これは応援団の方から直接聞いたのですが、播州太鼓という地元の名物を使っているそうです(なんでも職人さんが関係者の中にいるとか…)。乾燥させるといい音が出るそうで、この日は試合前にストーブであぶっていました。
私はフルマラソンの経験があるのですが、体がめちゃくちゃ疲れているときって、太鼓って励まされるというか、思いっきり後押しされるんですよね。心臓の鼓動に通ずるものがあるからなのかなあ…。その点でも、太鼓をいかに響かせるかってものすごく大事なことだと思います。しかもそれがそのチームの地元の名産品だったらなおさら、ですよね。
姫路のある播州(播磨)は、また独特の文化圏を有しています。そんなところにも思いを馳せていただければと思います。
また、得点時にみんなでコールしやすいよう選手名(コートネーム)を掲げるチームはよくありますが、ひらがなはあまりないような…(東レはカタカナです)。子供でも読めるようになっていたり、よく考えられているなあと思いました。
あと、これは応援団ではないですが、「ヴィクトリーナ!」にあわせて連動する照明のすばらしさはここでお伝えしたいです。