私のバレーボール撮影術ログ~構図編~

カメラ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

・バックアタック

個人的にこれが、バレーボールという競技の一番の醍醐味だと思っています。

後ろのポジションにいる選手が駆け上がってきて放つのがバックアタックですが、相手選手にとっては後ろから突然選手がやってくる形になる、いわば奇襲ですし、打つ選手も後ろから助走をつけて走ってくるので、よりパワフルになります。ぜひ撮っていただきたいです。

なお、バックアタックを打つのは全ての選手ではなく、戦術的な関係でやらない選手もいます。なので、やる選手がローテーションで後ろに下がったらマークして撮ることが多いです。

・ブロックとその後

相手のアタックをネットで止めるブロックも、バレーボールを語る上で欠かせないプレーです。相手の攻撃を封じるわけで、試合の流れを変えるんですよね。

ただ、個人的にはブロックよりも、ブロックした後が撮影ポイントです。やっぱり試合の流れを変えますから、止めた選手の喜びぶりがいいんですよね。下の写真はいずれも上の写真の後、の光景です。

ちなみにバレーボールでは、相手チームに向かってガッツポーズをすることが禁止されているので、振り向いてチームメイトに喜びを爆発させています。

・チームメイトの絆

これはバレーボールに限らずチームスポーツは全てそうですが、得点時に喜び合う光景など、チームメイトの絆が垣間見られる光景は撮っていてこっちまでほっこりします。

ただ、バレーボールって、コート競技だから同じエリアにはチームメイトしかいないんですよね。なので、そういう絆がより見えやすいと思います。

と、バレーボールで撮れる構図に着いてつらつら書いてきましたが、私自身まだまだ勉強中の身ですし、会心のショットというのはせいぜいシーズンで数枚です。

ただ、バレーボールの魅力はたくさんありますし、そしてまた人によっては切り取り方が変わります。私もシーズンによって撮るプレーやポイントが変わります。日々、新たな発見があるからです。

あなた自身も会場で見ているうちに、あなたなりの撮りどころが見つかると思います。撮りどころに正解はありません。ぜひ、あなたなりの一枚を撮ってみてください。