私のバレーボール撮影術ログ~構図編~

カメラ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

・クイック

文字通り速攻です。セッターがトスを上に上げれば上げるほど滞空時間が長くなって、対戦相手に攻撃への備えをする余裕を与えてしまいますが、クイックを効果的に使うことでそれをかいくぐることができます。速攻ということで、基本的にネット際にいるミドルブロッカーが攻撃します。

ボールが高く上がらないので個人的には撮りやすいというか、セッターとミドルブロッカー、そしてボールが、多少アップにしても一つの構図に収まるんですよね。個人的に好きな構図です。

・トスワーク

セッターがアタックのボールを供給するのがトスです。サッカーで言うパスと一緒ですね。

セッターはいわば司令塔であり、指揮者でもあります。華麗なトスワークを撮りたいとは誰しもが思うことですが、トスを放つ瞬間は飛ぶ、かつ両腕に力を入れていることもあってか、いい表情とはいえないケースも正直あります。個人的にはトスワークという点で、トスを供給した選手とセットにするとよいと思います。

また、たまにツーと呼ばれる、セッターがトスを上げると見せかけて相手コートにちょこんと落とすプレー(奇襲)をすることがありますが、運良く撮れると個人的にはたまらなかったりします。