生まれた「GO!BIG!ORANGE!」文化
応援手法も変わりました。昨シーズン書いたあの得点時の「センキュー」はなくなりましたし一新されましたが、また新たな文化として根付いていくのでしょう。昨シーズン結成された応援団の姿が見られなかったのは残念でしたが、SVリーグとして応援団という形式はなくなっている状態なので、致し方ないかもしれません。
ただ。文化という点では新たに生まれたものがあります。そう、あの「GO!BIG!ORANGE!」です。といってもこれは厳密には今シーズンからではなく、昨シーズンのVCupから生まれています。
知らない方のために説明すると、自軍のサーブ時に、鼓舞するために控えエリアの選手たちがコールするもの、です。他チームだと埼玉上尾が「エース!」コールをしていますけれど(ロゾ選手が持ち込んだみたいです。確かにセルビア代表では行われてました)、それ以外のチームではあまりない文化かな…。
ただこれ、何より控え選手の武器になっているんですよね。SVリーグになってからはアウェイでの応援が制限されている(応援団による応援ができない等)ので、応援という点で控え選手の役割が重要になっているし、何なら従来の応援団の存在ともいえる(会場にいる自チームのファンも一緒に応援できる)ので、こういうコールはうってつけだと思います。
酒田の前週の、滋賀での東レアローズ滋賀戦でのことだったのですが、アランマーレ側にサーブ権がある状態でチャレンジになった時に、ずっとこの控え選手たちの「GO!BIG!ORANGE!」コールが続いていたんですね。ホームである東レとしては、チャレンジ中、しかも相手にサーブ権のある状態ですから声出しとかはしていなかったので、このコールをずっと聞くことになり、気圧された部分がありました(流れはアランマーレに行きました)。
アウェイであっても相手に負けず、なんなら圧倒することすらできる。リズムもよくてこれ、ほんと、誰が考えたんだろうというくらい、いいですよね(さすがリズムトレーニングのチーム、リズムには一日の長があるのかも 笑)。ちなみに他チームのファンは、一回聞いただけでは何と言っているかわからない人が多いみたいですけどね(実際、滋賀でも聞かれました)。
ただ。これ、ホームゲームだと「GO!BIG!ORANGE!」コールに太鼓が加わるんですよね(SVリーグではアウェイでは使用禁止になってます)。太鼓の音ってやっぱりいいなあと酒田で思いました。
さて。前回の鶴岡大会では日曜の第二試合後に、選手たちが出てきて結果的にお見送りになったという光景がありました(今にして思えばアランマーレの第一試合後に選手たちがお見送りをしていたかも)。
そんなお見送りというアランマーレ文化は今回、実に見事な形で実施していました。