パリ五輪 眞鍋ジャパンの実感 その4~ロスへの道~

日本代表
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

ロスで見たいセナマユ積年のリベンジ

トルコのバルガス、セルビアのボシュコビッチ、ブラジルのガビ…パワーのある強い個、というのは世界で勝ち上がるために必要ですが、日本ではアタッカー一人という個だけでは太刀打ちできないのでは…と思ったんですね。セッターとアタッカーが一心同体のコンビと言われるくらいになって、それをベースとした組織力で対抗するのが大事では…。バドミントンのダブルスみたいなコンビができれば、と。

その点では、まあ東レファンとしての思い入れは否定しませんが、関選手と石川選手なんですよね。元々東レで長年コンビを組んでいたのもありますが、今回の眞鍋ジャパンで関選手は最後に正セッターを逃し、石川選手はずっと「次世代エース」と言われてきた(つまりエースではない)。それぞれにとってロス五輪は捲土重来といいますか、リベンジの場になると思います。

そして東レファンとしては、このリベンジも…

あのときの皇后杯決勝からの、リーグ決勝。この二人の物語が、五輪で完結するといいなあ…

 

最後になりましたが、パリ五輪が終わり今はロス五輪について、この記事のように次期監督や選手選考含め、自由に好き勝手に語れる時期です。皆さんも監督は誰がいいか、とか、この選手が入ったら面白そう、何より推しが4年後にロス五輪に出るためには何が必要か、バレーボール女子にもっと注目が集まるために必要なことは、そして自分は何ができるか…をぜひ考えてください。そういう思いの一つ一つが光となって、選手たちを輝かせると私は思います。

そして。10月から新たに始まるSVリーグは、ロス五輪への第一歩。皆さんで盛り上げていきましょう。