パリ五輪 眞鍋ジャパンの実感 その4~ロスへの道~

日本代表
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

「バックライトの火力」に推したい二選手

日本化、とは書きましたが、パリ五輪を見ていて長身アタッカーによるバックライトの攻撃力というのも必要だなと思いました。個人的にはライトにいわゆる打ち屋ではなくレセプションが得意だったり、強さよりコントロールのあるアタックを放てる林選手というのも日本独自の戦法として好きなので、あくまでオプションという意味合いですが。

となるとまずは、代表合宿にも練習生として参加したPFUのバルデス・メリーサ選手。元々PFUでも、日本への帰化の意思があり3年以内に許可される見込みの選手ができるB登録外国籍選手でしたし、代表合宿に呼ばれたということは帰化の可能性は大きいのではと。ケガもあって不動のレギュラーになっているとは現在は言いがたい選手ですが、ポテンシャルはめちゃくちゃありますからね。なにせトルコのメリッサ・バルガス選手と同じキューバ出身ですし、名前もほぼ一緒!(笑)。

そしてもう一人は東レの古川愛梨選手を挙げたいです。昨シーズンはイタリア代表・ヌワカロール選手の二枚替えの出場が中心で、バックライトの攻撃はあまり見られませんでしたが、あの長身からの躍動感あふれるアタックはこれからパワーアップすれば脅威になると思います。代表選出はもう少しリーグで実績を積んでからになりますが、何よりヌワカロール選手という絶好のお手本がいるので、学んでほしいなと。東レを優勝に導く活躍をしていただければ、代表入りも近づきます!(笑)

そして。核になってほしいのはこの二選手です。