パリ五輪 眞鍋ジャパンの実感 その4~ロスへの道~

日本代表
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

ここまでパリ五輪に至る第二期眞鍋ジャパンについて振り返ってきましたが、パリ五輪の話はここで終わり。ここからは次のロス五輪に向けた話です。五輪出場ルールもまた変わります。

二年後のアジア選手権優勝が目標になる次期日本代表

まずは2025年以降の国際大会のスケジュールです。

2025年 VNL 世界選手権(香港、インドネシア、タイ、ベトナムが立候補)

2026年 VNL アジア選手権(場所未定) アジア大会(愛知)※前回同様Bチーム編成?

2027年 VNL 世界選手権※日本が招致を目指しています

2028年 VNL ロス五輪 アジア選手権

ロス五輪の出場権は、開催国枠(今回アメリカ)以外は2026年の大陸選手権(アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北中米、南米)の優勝チームで計5、翌27年の世界選手権の上位3で計8、残りの3チームは28年のVNLの1次リーグ終了時の世界ランキング上位から3の、計11です。

バレーボール日本代表 最短で26年夏にも28年ロス五輪切符 予選方式変更で - スポニチ Sponichi Annex スポーツ
 バレーボールの28年ロサンゼルス五輪で、日本は最短で26年夏に出場権を獲得できる可能性があることが28日、関係者への取材で分かった。

日本としては、2026年のアジア選手権で早々に出場権を確保したいところです。というのも、招致を目指している27年の世界選手権でもし日本で決められると確かに盛り上がりそうですが、イタリア、トルコ、セルビア、ポーランド、オランダ…と強豪ひしめくヨーロッパ勢で、1枠を取れなかったチームに3枠を占められる可能性も正直大きいなと。となるとまた今回と同様直前のVNLに持ち越しになりますから。

アジア選手権での出場権獲得の最大のライバルは間違いなく中国になるでしょうから、まずは打倒中国を目指すことになるかなと思います。でも2年後ですから、実はあまり時間がないという。短期で結果を求められる人が必要になります。

では今後バレーボール女子日本代表が強くなっていくためにはどうしたらいいか、ロス五輪でメダル獲得のためには何が必要か、次の監督は…という話をします。無識者の与太話ということでお付き合いください。