数日後。私のTLに、DAZNでVリーグの開幕特番が流れていることを知り、早速見てみた。その中に、引っかかるメンバーがいた。いや、引っかかる、なんて書いたけれど単純にかわいいと思っただけだ。その選手を早速Vリーグウォーカーで見てみて、その出身高校に目が止まった。
「就実」
話は2017年1月に遡る。私は初めて春高バレーを見に行った。全然予備知識なくふらーっと行ったのだけれど、そこで印象に残ったのが就実高校だった。といってもプレースタイルとかではなく、得点時の控え選手たちのかけ声だった。
得点時、応援席が終わった後も何か声を出して選手を鼓舞している。その雰囲気の良さが印象的だった。控えエリアを見ていればチームがわかる、というのはVリーグを見るようになって一年足らずで気づいたことだった。
しかも、校名のロゴといいどこかオシャレになりつつある高校のユニフォームも、就実は昔ながらというか、「体操着」という感じなのも印象に残った。伝統を守り続ける高校。それで私は就実を応援した。
あまりに印象に残りすぎて急遽準決勝も見に行ったほどだった。就実は見事に決勝に進出するも、黒後愛擁する下北沢成徳に敗れてしまう。
ちなみに私は翌日に岡山大会を見に行ったのだけれど、ジョギングがてら就実高校にも寄ったほどだった。
あのときの就実の選手が今の東レアローズにいるのか!
それで私は、11/3の新生Vリーグの開幕戦を、背番号12番の子を追いかけることにした。
そう、もうおわかりだと思うけれどそれは小川愛里奈選手。にしても初めて見に行った春高バレーの、決勝で対戦した二人が今の東レアローズにいるのも何かの縁なのだろう。