新選手加入が7月になったわけ
先日東レアローズ女子の新加入選手が発表されましたが、7月1日と他チームに比べ遅いタイミングでした。これはおそらくですが、今回の新会社設立が関係していたと思います。
というのも、これは私自身も分社化のときに経験があるのですが、同じグループ会社とはいえ転籍って本人の手続き(同意手続きも必要)含めけっこう大変なんですよね。なので、6月に入団=東レ株式会社に入社してすぐに誕生する東レアローズ株式会社に転籍するよりは、7月の会社設立を待って入団させた、契約を交わしたということだと思います。なおおそらくですが、元々いた選手は転籍になったと思います。
※なお男子はそれ以前に選手加入の発表がありますが、あくまで契約合意の発表なので契約開始は7月かもしれません。
6月に入社させてサマーリーグに出場するべきという意見もあるでしょう。社内手続きを優先させたのか(実際のところはわかりませんが)、サマー軽視かよと言われたらそれは仕方ないと思います。もっとも、今年で終わるリーグですからね(私は元々不要だと思ってました)。そしてサマーが終了するのも、開催時期がこのように期をまたぐため今後チームの採用に関わってくるから、という理由もあるのではと個人的には思います。プロ野球も契約期間は2月1日からですし、今後はJVL全チームで契約期間を合わせてくるかもしれませんね。
と、さらっと書きましたが、「期をまたぐ」というのは結構大事なことで。なぜ7月に会社ができたのか、もここに関わってくると思います。というのは、7月というのは3月決算の東レ株式会社としては第二四半期の開始月なんですね。四半期というのは要は年を3か月ごとに4つに区切ったもので、企業はその都度売上や利益などの決算短信を発表します。要は進捗報告ですね。
あと、東レ株式会社は6月に株主総会もあります。まあ東レアローズ株式会社の設立が株主総会の議題にはなっていないと思いますが(私、一応株主です)、その他の項目含め一連の議題が株主に承認されて晴れて設立、という事情もあるでしょう。
ちなみに、またまた引き合いに出しますが、久光は2020年3月2日付でSAGA久光スプリングス株式会社を設立しています。なんで3月?と思ったのですが、久光製薬株式会社は2月決算なので3月が新年度のスタートなんですね。そして1日が日曜だったので2日付になったわけです。
と、つらつら書いてきましたが、最後に「東レアローズ株式会社」という社名に関する大事な話です。