THIS IS MY HOME~そして、風の谷の東レアローズ~

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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

12/1、2にウカルちゃんアリーナで行われた東レアローズのホームゲーム。前回は運営面だったり、ホームタウン・大津における東レアローズを取り巻く環境について書いたけれど、今回は一ファンだった者としての視点で書きます。

私にとっては2年ぶりとなるウカルちゃんアリーナだった。でもそのときは当初は行くつもりはなくて、おそらくだけれど11月の船橋大会で写真を撮ることに目覚め、木村沙織さんを追いかけに最後のホームゲームに行きたいと思ったときにはチケットは既に完売していた。木村沙織さん最後のホームゲームともなれば完売は当然だったと言えるだろう。つまり、発売日もチェックしていなかったわけで、当時はそれほど熱烈なファンということではなかったのかもしれない。

それでも私は調べて見つけた再販売で無事にチケットを手に入れ、滋賀の地に降り立った。滋賀を旅したのは10年ぶりだったろうか(長浜に行った)。それくらい縁もゆかりもない場所だったけれど、12月頭の琵琶湖畔はあたたかく迎えてくれた。そしてその試合では躍動する木村沙織さんと迫田さおりさんを見ることができた。ホームゲームではいい写真がたくさん撮れた。やっぱり好きな選手はホームゲームで見るべきだな、というのはこのとき学んだことだったと今にして思う。

あれから二年。東レアローズのウカルちゃんアリーナでの試合は、あのときと同じ12月の最初の土日だった。違ったのは、私は発売と同時にチケットを手に入れたことだった。しかも2年前と違ってベンチ側。前日はなぜか興奮で全然寝付けず、2時間あまりの睡眠で私は滋賀へと向かった。

しかも、12/1(土)の試合は、試合前のイベントで木村沙織さんが来場した。しかもしかも、この日のウカルちゃんアリーナには、シニアスタッフとなっていた迫田さおりさんもいた。おそらくなのだが、コート上に二人がいる、というのは引退後初めてだったのではないだろうか(世界バレーのときにそんな機会もあったかもしれないが)。しかも木村沙織さんにとっては間違いなくあの滋賀大会以来二年ぶりだったのではないだろうか。

それぞれ立場を変え、東レアローズに関わり続けている二人。バレーボールファン歴3年、そして東レファン歴2年の私にとってはこの二人はやはり原点、だと思った。

でも、もう二人は引退している。二人はそれぞれ、第二の人生を歩んでいる。また選手として戻ってきて欲しいだなんて全く思わない。だからこそ、二人の空気が今の選手たちにちゃんと受け継がれて欲しいとは思う。だからこそ、この日、この二人と今の選手たちの交流、はどこか見ていて胸が熱くなった。一言で言えば「継承」。どんないい伝統も、引き継がれなければ意味がない。そのバトンが、この日のウカルちゃんアリーナでは至る所で見られた。

今回2年ぶりにウカルちゃんアリーナを訪れて、前回はやらなかったけど今回初めてやったことが二つあった。まず一つは、