伊藤摩耶選手(ミドルブロッカー・プレステージ・インターナショナル アランマーレ)※初選出
昨シーズンV2でアランマーレを見た時から、いい選手だなあとは思ってました。シロガネーゼみたいな涼やかさもありますし(マダムみもあるなと個人的には思いますが 笑)、誰もが目を引く選手かもしれませんね。
でも実はサーブ効果率がリーグ二位。埼玉上尾の青柳選手をほうふつとさせるというか、打つそぶりを見せずに、でも主審が笛を吹くタイミングを見計らって急に打ってきたり、いろいろご自身なりに工夫していましたね。クレバーさを感じました。
ただ、何よりいいなと思ったのは選手たちの落ち着かせぶり、なんです。サーブレシーブのときに、両手を横に広げて「まず落ち着こう」みたいな仕草をよくされるんですよ。サーブレシーブ=失点後、ですからね。それがとてもいいなあ、と。見ているこっちまで落ち着くというか(笑)。そのシーンはうまく撮れなかったので、下の写真は近いシーンになりますが。
あと、控えエリアにいるときも元気でしたね。率先してチームを盛り上げてました。お姉さん感がありましたし、いかにもアランマーレ、な選手だったなと思います。
池谷優佳選手(リベロ・PFUブルーキャッツ)※初選出
※登録のポジションはリベロですが、今回レシーバーとしてのノミネートです
今シーズン、久光から移籍されたわけですが、気づけばつい「新天地でうまくやっているかな…」と気にかけていた気がしますね。余計なお世話ですが(笑)。ただ、ファンでなくても移籍した選手が移籍先に溶け込んでいる様子を見るのはうれしいものです。
久光時代は濵松明日香選手との「はまゆう」コンビでおなじみでしたが、PFUでも細沼選手という新たな相棒を見つけるなど、すっかり溶け込んだ印象ですね。見ていて微笑ましかったです。
彼女が何より印象に残ったのは、11月5日のつがるでの岡山戦。ボールを拾いに選手がエンドの看板に激突して、看板とホークアイが倒れたのですが、まあ看板はスタッフたちがすぐに直すのですが、ホークアイはそのままだったんですね。あれはライン判定などに使う関係で位置が細かく決まってますし、専門のスタッフが飛んできて遠隔で画面を確認しながら直すのですが、なんと池谷選手が自らホークアイを立てて設置していて。ホークアイを直す選手、というのは初めて見たのでそれが選出理由です。
1月の草津大会でも、同じように選手が衝突して倒れた看板の幕をこのように自ら直していて、なんてええ選手や、と。でも、下の写真のように内定選手のデビュー時に駆け寄って祝福したり、そういう気配りの多い選手だ、というのはVリーグ女子ファンならけっこう知られているのでは。ファンの多い選手だと思います。
久光からPFUに移籍したことで出番も増えましたが、何より、常勝・久光のDNAをPFUに植え付けることが少しでもできたのでは…と思いますね。
さて、あと一人枠が残ってますが、それはこのための枠と言うことで…最後はマイベストキャプテンです。