今シーズンV2・V3女子含め65試合見てきた私が、個人的にVリーグ女子でよかった、と思うものをアワード形式でご紹介するマイVリーグアワード。会場編、スタッフ・試合編、V2・V3版ベスト6&控え選手編に続いては、総合の控え選手編です。
改めて。この選手編は、全日本の代表チームを作るのではなく、あくまで自分の好きなVリーグのチームを作る、という観点で選んでいます。なので外国人選手も対象ですし、アジア枠や人数など規程もそのままです。また、いわゆるオールスターではなく、ある程度現実的なチームにしています。
控え選手もポジションも均等にして現実的にしています。その結果、控えエリアにはあまりいない、レギュラークラスの選手もいます。控えに入れるのは申し訳ないのですが、言葉で伝えたい選手ばかりです。ご了承ください。
山中宏予選手(ミドルブロッカー・埼玉上尾メディックス)※初選出
彼女が控えかよ!と思われる方には申し訳ないのですが、ベスト6から外しても魅力は伝えたいので入れました。元々代表にも選出されてAVCカップ優勝に貢献するなど、実力は折り紙付きだったのですが、不動のレギュラーだったサンティアゴ選手が移籍したことで、やっとレギュラーの座をつかんだという感じですね。
まあでもほんと、非の打ち所がないといいますか、さすが青山学院出身という感じでした(それほど大学は詳しくないのですが、いかにも青学という印象です)。カッコいいんですよね。
ブロック決定本数は二位ですが、日本人としては一位。そこが評価されての二年ぶりの代表入りですかね。何よりチームにとって貴重な埼玉出身選手として、頑張ってほしいです。
万代真奈美選手(セッター・久光スプリングス)※初選出
昨シーズンはベンチ外が多かった中、二枚替えを中心にようやく出番をつかみましたね。私自身就実高校が好きですし、春高準優勝メンバーですので注目していましたが、久光でのプレーを見たのは去年のサマーリーグが初めてだったと思います。そこで喜怒哀楽が全面に出る選手だと知って、勝手に松井珠己選手に重ね合わせてました。
といいつつ、これを書くために写真を振り返ったのですが、トスを上げている写真があまりなく…。ケガで離脱されたこともあって出番も限られていた、というのもありますが久光はフォトグラファーシートからしか撮れなかったので、トスを上げるセッターの画が撮りづらい(上から見下ろす形になるので)のも理由です。ただ、鶴岡で見た、サーブレシーブでの平山選手へのアイコンタクトはこちらもゾクッとするほど、印象に残りました。実際この後平山選手にトスを上げましたからね。
それはいいとして、何より伝えたいのは、彼女の副キャプテンとしての働きぶり、でした。
控えエリアで一番前に立って常に盛り上げていたのと、相手チームがTOを要求するや否や真っ先に駆けだして、ベンチに戻ってくる選手たちを出迎えていたんですよね。これはなかなかグッと来る光景でした。要職に就くことで選手のまた違った姿が見られる、いわば責任を身にまとう、というのは見ていて微笑ましいものです。
そして何より。そろそろレギュラーで活躍する姿を見たい選手ですね。