最優秀グッズ賞:インスタ風トレカ(KUROBEアクアフェアリーズ)
各チームとも収益拡大のために強化しているグッズなどのMD。そんな中から最も面白いと思ったグッズを紹介します。
今回選んだのはKUROBEアクアフェアリーズ。トレカを出すチームはまあまあありますが、インスタ風、というのがいいなと思ったんですよね。
これを手始めに、今シーズンのKUROBEは攻めのグッズが目立った印象です。昨シーズンは佐藤彩乃選手の「佐藤のごはん」、戸部選手の「トベんとう」といった選手弁当も、今シーズンは佐藤黎香選手の「頑張れいか」弁当を出すなど相変わらずでしたし、2月の黒部大会(当初は氷見大会)では観戦しながら食べられるようにと、記念カップ付きのおやつセットも売ってました。さらに「ポスターでは物足りない方へ」とキャンバスまで売ってましたから、ものすごく貪欲でしたね。11月の大会ではビールも売ってましたし、試行錯誤されていた印象です。
黒部市総合体育センターは周りにコンビニがなく、ちょっとした買い足し、ができないんですよね。だからキッチンカーなど食べ物の出店があるのですが、そこまでじゃないけれどお菓子を…という人のためにグッズとして売る、というのはいいアイデアだったと思います。
審査員特別賞:埼玉県立松山高校 應援團部
上記のカテゴリには収まらなかったものや、これは伝えたい、と思ったものを対象とします。
2024年1月13日の上尾大会で、ホームゲームイベントとして松山高校の應援團部が登場したんですね。セット間で見事な演武を披露されて。まあなんだろうな、青春爆発というか、若いエネルギーにあふれていて微笑ましかったです。しかも自己紹介で言っていたのですが、団長さんは中学時代にバレーボール部のキャプテンだったそうで。尚のことうれしかったんじゃないかな。
最近こういう應援團って少なくなったんじゃないかな…。私自身は大学で應援團に入った知り合いがいましたけれど、まあ、キツイ世界なんですよ(応援団ではなく應援團としたところで察していただければ)。実際上記のサイトを見ていても現在部員は4名で、「現代の社会においては、敬遠されがちな應援團ではあるが」と書いてますからね。
ホームゲームでチアリーディング部が来るケースは多いですが、應援團を呼んだケースは私は初めてでした。
というのが選定理由ではなくてですね。ポイントはこの後、なんです。彼らの出番は、ホームゲームイベントということで埼玉上尾の第一試合だけだったんです。ところが、第二試合のトヨタ車体対PFUが始まった時に「それでは始球式です」とアナウンスがあって。
えっ、ホームゲームではない試合に始球式なんて珍しいな、スポンサーではないだろうし、どこかの自治体の首長とかかなあ…と思っていたら…
なんと、団長が始球式に登場したんですね。前述しましたが、中学時代はバレーボール部のキャプテン。彼も、まさかVリーグのコートに立てると思わなかったんじゃないかな。なんて粋なことをするんだろう…と思いました。もちろん、いいサーブでしたよ。埼玉上尾の運営のファインプレーに拍手です。
※もちろん演武の様子も含めて写真も撮ってますが、一個人なのでここでは控えます。
ということで、会場編でした。続いてスタッフ・試合編です。
次ページには、これまでの受賞歴を掲載します。