最優秀MC賞:シャドウ國本さん、松浦彩さん(プレステージ・インターナショナル アランマーレ)
※今回から対象をより明確にするために、DJからMCに変更しました
ホームゲームの盛り上げに欠かせないMC。今シーズンもさまざまなMCが活躍しました。
今回アランマーレのお二人を選んだ理由は、下記に書いてあるので詳しくはお読みいただきたいのですが、
何より、ホームゲームのMCにありがちな、ホームチームの試合だけ、ではなく、いわゆる第二試合も担当されて、ちゃんと盛り上げてらしたんですよね。ホームチームが出ない試合でもホームゲームとして携わっていたというか。それがすごくよかったんです。しかも、VOMインタビューでもメリーサ選手に靴のカラーリングについて聞いていたり、よくあるいわば杓子定規的なインタビュー、とは異なっていて。
最近は応援団の出番のないホームゲームも増えている中、MCが応援団の役割を担うケースもあるのですが、このお二人はあくまで新規の一バレーボールファンとして参加していたのがよかったなと。これがアランマーレの文化なんだろうなと思いましたね。
新規のバレーボールファン、という点では一関大会での日立Astemoリヴァーレ応援団への反応が見ていて面白かったです。今シーズン初めてV1に昇格したアランマーレにとって、ホームゲームでの日立Astemoとの出会いは初めてだったはず。
V1との出会い、というのはまさにアランマーレのこの一シーズンそのものだったので、それを象徴する光景だなと思いました。
地元のFM山形でレギュラー番組を持たれているのもあって、息ピッタリの名コンビ。来シーズンもお会いできるのを楽しみにしてます!
最優秀選曲賞:ヴィアティン三重
ホームゲーム等で流れているBGMの選曲(センス)を表彰するものです。選手入場でcapsuleの「JUMPER」を使うアランマーレも捨てがたかったのですが(このセンス、最高でした!)、その後さらに唸ったのが、ヴィアティン三重のDJ Tomさんです。
ヴィアティン三重の試合でない第一試合でも、NewJeansを「ETA」をはじめメドレーで流したかと思ったら、当時の最新ヒット曲だったアリアナ・グランデの「yes,and?」を入れたり、要は選手たちがノリやすい曲、という明確な選曲基準を感じたんですね(K-POP好きな選手は多いんですよ)。
でもそれだけでなく、倉敷アブレイズの優勝の瞬間はケイティ・ペリーの「Firework」、からのペットショップボーイズの「Home and Dry」と、新旧の取り交ぜ方が絶妙で。でも「Home and Dry」は私も知ってましたけれど、なんでこのちょっと落ち着いたテンポの曲なんだろう…と思っていたら、なんとこの曲名、「目標を達成する」という意味なんですってね!なんて優勝にふさわしい曲なんだろうと唸りました。
第二試合のホームゲームが終わって、シーズン終了となったときもシンディ・ローパーの「Time After Time」の原曲ではなくMix版でさわやかにしたり、さらにマドンナの「The Power of Good-Bye」、からのセリーヌ・ディオンの「A New Day Has Come」…どうですか。これほど曲名からメッセージの伝わってくるBGMはそうそうないですよ!
前述しましたが、最新曲だけでなく古い曲も織り交ぜて、誰もが楽しめるようにしていたのがポイントでした。個人的にスポーツDJは、バスケの日本代表も手掛けたNECレッドロケッツのDJ KAnaMEさんなど、最近注目を集めていると思うのですが、また注目のスポーツDJが現れた…と思いました。来シーズンも聞きたいです。