世界には黒後愛しかない

東レアローズ滋賀
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今の東レアローズで、間違いなく黒後愛選手はそうなっているだろう。でも、今の東レアローズは、これを書いている時点で、西地区で4位のチームだ。しかも3位のトヨタ車体には倍近いポイント差を付けられている。

だから、これがさらに、西地区で優勝争いをしている東レアローズの黒後愛、になってほしいし、もちろんその先には全日本の黒後愛、になってほしい。全日本でも、「黒後愛でダメだったら仕方ない」と言われるくらいの、圧倒的な存在に。

でも、これは間違いないと思うんだけれど、それはそんな遠い将来の話ではないはずだ。もしかしたら東京五輪でそういう存在になっているかもしれない。東レアローズファンとしてのひいき目じゃなくて、そう思う。

私はツイッターなどでバレーボールの写真を投稿するときに、乃木坂46や欅坂46にちなんだタグをつけたりしている。元々坂道系はそれほど詳しいわけではなくて、乃木坂を見るようになったのは今年からだし、ライブは7月のバスラに初めて行っただけだ。熱烈なファン、というわけではない。

坂道系とバレーボールが結びついたきっかけは、実は11/3の開幕戦でNECの廣瀬選手を見て「欅坂46にいそうな(風貌や容姿の)選手だな」と思ったのがきっかけだった。同じ女性だけの集団という点では世界もどこか共通していて、それでバレーボールと坂道系の世界を結びつけるようになった。これを面白がってくれる女子のフォロワーさんもいて個人的にはうれしいのだが、

欅坂46に「世界には愛しかない」という曲があって、これが黒後愛選手と結びついた。いや、最初は単に「愛」という言葉があるからだったのだが、ウカルちゃんアリーナでの激闘を見て、そしてウカルちゃんアリーナにただよう空気を見て、なんていい言葉を思いついたんだろうとちょっと思った(自分で言うか)。

世界には黒後愛しかない。

あとはその世界が、どれだけ広い世界になるか。

そういうことなんだと思う。