東レアローズ新聞で振り返る23/24シーズン~後編~

東レアローズ滋賀
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2024.1.13 埼玉上尾メディックス戦(上尾)

【一面】埼玉上尾相手に完敗した試合だったのですが、試合後は越谷監督と関選手がにこやかに会話をしていて。まあなんか、そこに前向きな雰囲気を感じたんですよね。いい光景だなと。

そう思ったのは私だけでないようで、実は関選手のインスタで使われました。今シーズンの御礼の中で使われた写真の最後の一枚がこのシーン(一面の写真とは違います)で、びっくりしました。でも何よりびっくりしたのは、(C)TORAY ARROWSのクレジットが入っていて。ああ、私もチームオフィシャルとして認められたんだなと(な訳)。それはさておき、使っていただいてうれしかったですね。

Instagram

なのでコピーは、悔しい試合ではあるんだけれど、(気持ち)が残るという前向きな意味を持たせるために残念にしました。

【中面】埼玉上尾の母体が病院ということでいつも「処方箋」とか「対処療法」とか医療用語を使っていたのですが、マンネリ化が否めなかったのと、単に年末年始に一挙再放送をしていた医療ドラマ「アンナチュラル」が大好きなので(アマプラでプライム会員なら無料ですのでぜひ)、そこから使いました。設計というのは埼玉上尾のメインスポンサーであるアイダ設計からとっています。

コラムでは、前から書こうと思っていた谷島選手の奮闘ぶりについて。これはまさにタイトル通りです。今シーズン、私にとって彼女は数少ない希望、でした。

2024.1.14 トヨタ車体クインシーズ戦(上尾)

【一面】正直言うと、これは土曜と日曜をセットにしました。本当であればそれぞれの新聞は別々に制作進行すべきなのですが、土曜の新聞も月曜に作るので、「これは土曜と日曜でセットにしよう」と。なので越谷監督と関選手、という構図も同じですし、前日の「残念」に対して念(気持ち)すら残らない、ということで「無念」にしました。

あまりこういう手法はすべきではないのですが(日曜の紙面から逆算して土曜を作るようなもの)、対比させたことでより伝わりやすくなったのではないでしょうか。前日は負けてもにこやかに会話していたのに、この日は何の言葉も交わさないという…

【中面】これはもうシンプルですね。この敗戦でファイナルステージ進出が危うくなった、と。なのでコラムも急遽ファイナルステージ進出を争う各チームの今後の対戦日程を作り、予測しやすいようにしました。

実際比較表を作ってみると絶望というか、他チームに比べ条件が厳しいな…と(上位対戦をことごとく残していた)。こういうのは新聞を作る以上、これからもちゃんとお伝えしていきたいな(状況をまとめる)と思いました。