THIS IS HOME~その先を翔ぶ岡山シーガルズ~

THIS IS HOME
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

⑧無料配布とは思えないTシャツ

よく「アリーナを○色に染めろ」といって、紙でできた簡単なビブスや、Tシャツを安く販売、というケースは他のチームで見かけたのですが、なーんと岡山はTシャツ無料配布。野球ではユニフォームの無料配布がたまにありますが、岡山でもやっているわけです。元々は11月の最初のホーム戦で配られたのですが、私は後で気づいたのですが今回の1/12、13の試合でも配布してました。

301 Moved Permanently

しかもTシャツは地元のトンボ学生服のもの。岡山シーガルズのユニフォームサプライヤーにもなっています。学生服がスポーツのユニフォーム?と思ったのですが、なあるほど、体育着もやっているんですね。

体育着
いつも、ここちよい。トンボの学校体操服。快適・安全・エコロジーそして、高校・中学・小学校など、生徒の成長や用途にあわせてラインナップ。

ちなみに岡山って全国の8割の学生服を手がけているんですよ。

で、1/12と13で無料配布していることを実は13日の山陽新聞で知って、いただいてきました。いや、土曜でも「Tシャツ受け取り場所」があったのですが、ファンクラブとか特定の人だけと思っていて気づかなかったんです。

当たり前ですが、ホームゲームの場合対戦相手はホームゲームの情報はチェックしないですよね。岡山シーガルズのファン以外は岡山シーガルズのホームページは見ないわけです(同じように、トヨタ車体の刈谷での試合、シャトルバスが運行されていることはトヨタ車体のツイッターでアナウンスされてましたが、私は気づかなかったんです)。これはしかたないですね。

でこのTシャツですが、Tシャツというよりはトレーニングウェアでした。ものすごく作りがしっかりしていて無料でもらうのが申し訳ないほど。大切に使わせていただきます。

つらつら書いてきましたが、ここからが大事な話です。

⑨当たり前のように存在する「かもめ食堂」

ジップアリーナの敷地内には、「かもめ食堂」という飲食ブースがありました。これだけののぼりがあったり、特に告知もされていなかったことを考えると、ホームゲームでは当たり前のように設置されているようです。

今シーズンから各チームもホームゲームイベントを充実させて、出店や選手コラボグルメなどを用意するケースが増えているのですが、岡山に至っては「えっ…元々やっているんですけれど」という感じで。元々やっているというかやるのが当たり前だから告知もしないという感じで、ほんと、一歩どころから何歩も先を行っているなあと。

普通なら「今週末は岡山でホームゲーム!まず、かもめ食堂では選手とのコラボグルメが登場!○○選手の…」とか大々的に告知するところですが、なんとなんと、そもそも岡山シーガルズはツイッターをやってないんです。Facebookだけ。しかも公式サイトやブログを見ても、ホームゲームに関するページがないんですね。せいぜい「新成人に特別価格で販売」が掲載されている程度。

※ちなみにこのことも、山陽新聞のWEBから知ったので、もはや岡山シーガルズの最新情報を知りたかったら山陽新聞が一番かもしれません。ものすごくいいことだと思います。

岡山シーガルズ公式サイト
岡山シーガルズは、Vリーグで数少ない市民クラブチームです。

だからもう、他のクラブと次元というか感覚が違うというか。まあ8試合もホームゲームがあればそれだけ「特別ではなく当たり前」になるのかもしれませんけどね。

かもめ食堂でもう少し言うと、私の方に他の地域から旅行として来ている身としては、やっぱりご当地グルメを食べたいわけです。でも岡山市のご当地グルメってそんなにないんですね。ママカリとか鰆は食べましたけれど。だからこうして美咲町の卵かけご飯とか笠岡ラーメンとか、他のエリアのご当地グルメをこうして会場で食べられるのってとても大きいなと思いました。岡山市だけでなく岡山県を知るきっかけになりますからね。