⑥日常生活に根ざしたグッズ
個人的にVリーグはグッズの種類が少ないと思います。シーズンの期間と試合数、そして販売できる場所も少ないので(常設の店舗を持っているところなんかないし)致し方ないのですが、そこで多彩なグッズを売っているというのは、ファン数の多さなどクラブのポテンシャルを図れるバロメーターだと思っています。
岡山のグッズ量は本当にパンパないなと。海苔とか煎餅とか売っているのはすごいなと思いましたが、まず目についたのは山陽ダービーのマフラー。サッカー好きの身としてはダービーのグッズというのはよく目にするのですが(ただ、海外はよくあるけれど日本でダービーのグッズはあまりないかも)、バレーボールでその概念を取り入れたのもいい試みだと思いますし(デンソーとトヨタ車体の愛知ダービー、そしてPFUとKUROBEの北陸ダービーなど増えてきましたね)、グッズまで作ってしまうのはすごいなと。しかも山陽ダービーはプレシーズンですからね(豪雨被害のチャリティーマッチとして開催されたものです)。
あと、けっこう日常に根ざしたグッズが多かったんですよね。
印象に残ったのはカレンダー。人々の日常に少しでもシーガルズを浸透してもらうためにはカレンダーってものすごく重要なツールなんですよね。シーガルズのある暮らしというか。だって365日部屋に飾ってあるし、ほぼ毎日目にするじゃないですか。
そして何より、CDが売られていたこと。2017年に誕生した、岡山を拠点に活動する中村ヒロキさんが歌う応援ソング「Stand up!!」というのがあるのですが(ホームゲームでは二回目のテクニカルタイムアウトで流れてます)、これが「CDとして売られていた」のはびっくりしました。
ちなみにこの曲は元々岡山シーガルズの応援CMとして制作されたようですね。
公式応援ソングというのは他にはNECレッドロケッツだったり(これはけっこう古い曲ですが)、PFUブルーキャッツも地元のロックバンド・Seattle Standard Cafeが「Blue Pride」という曲を作っています。おそらくV1女子で公式応援ソングを持っているのはこの三つだと思います。
※最近久光製薬スプリングスが「ハイタッチレボリューション」という曲を発表してました(2019/1/21追記)
ただ、CDを出しているのは岡山シーガルズだけ(PFUのグッズ売り場行ったことがないのですが、検索しても出てこなかったので)。聞きたいときにいつでも聞ける環境を用意してくれているわけで、これは大きいと思います。ファンだったら通勤・通学の時とかに聞きたいじゃないですか(だから私は東レアローズのテクニカルタイムアウトで流れる「Little Bitch」をiTunesで買って聞いてます 笑)。
カレンダーとCD。こういう日常生活でもシーガルズに触れられるものを売っているのってとても大きいなと思いました。あと、日曜の試合前にDJの方たちがグッズ紹介していたのもよかったです。やっぱり紹介して売らないと!アーティストのライブのMCでよくあるやつです。
⑦高校生の出店と人権ブース
グッズ売り場も盛り上がっているのにさらにさらに。この日は地元の高校生(岡山南高校)による出店がありました。学生さんたちが制服着て一生懸命売っていたのですぐわかったのですが、岡山シーガルズのロゴをあしらった食品で。岡山土産にちょうどいいと思って買って帰りました。
あと、これは団体は忘れましたが人権ブースがあって。グッズのもらえるアンケートもやってました。なんだっけなあ、差別のない社会のために、みたいなテーマだったかな。で、それに合わせてそのために必要なことを選手たちが書いたものを貼ってました。
これも地元の啓蒙活動とのコラボということでいい光景だなあと思いました。