君の名は日立リヴァーレ第三章

Astemoリヴァーレ茨城
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

1/12に行われた、埼玉上尾との新年一発目の試合を私はDAZNで見ていて、前の試合からつけっぱなしにしてパソコンをいじっていたのだが(DAZNは試合の間、現地からの中継映像を流しっぱなしにしてくれるから、練習風景とか見られてありがたい)、突然テレビから「あけましておめでとうございまーす」という会場中に響き渡る大声が流れてきてびっくりしてテレビを見たら、日立リヴァーレが円陣を組んでいた。リヴァーレらしいなと思った(笑)。

あと、角田監督はとにかく試合中選手によく声をかける。

おとなしいチームに活気を入れようとしているというのかな。活性化と言うのが一番ふさわしいかもしれない。先日の神戸大会の時も、試合前の練習中、立っていた登録外選手に「ほら、もっと大声出して。ハーイ」と見本を示していて、その野太い声にその選手が笑っていた。

選手にはこんな指示もしているそうで、角田監督らしいな。

今年に入ってヘイルマン選手が試合に出るようになったのだが、すっかりリヴァーレになじんでいて、見ていてこっちまでうれしくなる。

そして私がリヴァーレで大好きな窪田美侑選手はどんどんカッコよくなっている。私は写真を撮るときはおっさん目線と言うよりは完全に女子目線で撮っているのだが(変な言い方だが)、窪田選手は本当にカッコよくて、マジ無理…って感じだ。

さて。

2019/2/3の神戸大会、私の席は控えエリアのすぐ側だった。控えの選手たちと一緒に観戦している感覚で私はとても好きなのだが(他の競技を考えても、控えの選手たちがあんなに間近にいる競技はなかなかないと思う。しかも試合中はアップをしていないので事実上、観客と同じ立場で試合を見ているといえる)、

試合開始前に控えエリアで円陣が組まれたときに、最初にこんな言葉が聞こえてきた。

「今日はベンチで15点取りましょう」

ベンチで15点??私は客席で一人ずっこけたのだが、誰も突っ込んでなかったので、別に冗談で言ったというわけではないようだ。または、元々冗談を言うキャラなので誰も突っ込まなかったのか、はわからない。

その選手の番号を見ると7番とあった。後で調べてみると齋藤加奈子という選手だった。

齋藤選手は面白くて、試合中の得点シーンのBGMで新しいダンスを考えたり、控えエリアを盛り上げていた。埼玉上尾との控えエリア対決とか見てみたい。そんな感じだ。