君の名は日立リヴァーレ第三章

日立Astemoリヴァーレ
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

前回、日立リヴァーレのブログを書いたのが11月の刈谷大会。それ以降私は12月のひたちなか、1月のとどろき、そして2月の神戸と、日立リヴァーレの試合を見た。ひたちなかは日立リヴァーレのホームゲームということで、あの応援団のパフォーマンスを見たいと思って行ったわけで(チームは地元で行われるホームゲームで見るべきなのと同様、応援団のパフォーマンスだってホームゲームで見るべきなのだ)、東レが出ない試合でも私は普通に遠征してしまう。まあ東レが西地区だから気軽に足を運べない事情もあるが。

ちなみに前回のブログ(第二章)はこちらからご覧下さい。第一章へのリンクもあります。

刈谷大会の時は角田監督になって5戦目。開幕直前に甲斐監督が体調不良で急遽監督に就任した(という方で合っているのか自信がないが)わけで、このときの刈谷大会は、フルセットに入ったときに控えの選手たちを全員ベンチに入れるという采配で私を大いにしびれさせたのだが、その後も日立リヴァーレを現地なり、中継で見ていて、そのチームの変わりぶりというか、あきらかにいい雰囲気になっているというのが伝わってきた。

たとえば会場に入ってきたときにやる円陣がそうだ。

どうやら毎回選手たちの持ち回り制にしているようで、その都度変わった声出しというか儀式が始まる。だからいつも角田監督は円陣中びっくりするような顔をしているし、解けた後「そう来たか」みたいな顔をしているのが個人的にツボだ。たまに「なんやそれー」みたいに突っ込んでいることもある。

しかもこれはひたちなかでの写真だったんだけど、試合開始直前に組む円陣で第一声「ここでは普通にやろか」みたいなことを言って、選手たちから笑いが起きていた。そう、日立リヴァーレは笑いの絶えないチームになっていた。

私がVリーグを見始めたのは2015年の10月からで、日立リヴァーレもそれなりに見ているのだけれど、ここまで笑いの絶えないチームカラーではなかった気がする。私はけっこう試合中の控えエリアの選手たちにも注目するタイプなのだが(チームカラーがよく現れる)、楽しげなチームだという印象はあったけれど、今みたいなチームカラーではなかった気がする。角田監督がこういうチームに変えていったのかなあと思う(私は昨シーズンは札幌にいたのでVリーグが全然見られなかった。唯一見たのが1月の大分で、そこに日立がいたのは何かの縁だ)。