体育館が先・倉敷アブレイズ(V3優勝)
このチームについては、過去地域リーグについてまとめたときに記載しているのでお読みいただきたいのですが、
簡単に言うと母体が秀栄システムテクノ株式会社で、いわゆる実業団形式ですね。ただ、専用の練習場もありますし、というより、まず体育館を作ってから選手を集めたという、すごいチームです。上記の記事からリンクもしてますがチーム設立の経緯も、プレーする場所(機会)がないからやめるという学生たちの受け皿に、というのがきっかけなんですよね。
このチームは昨年のサマーリーグで初めて見たのですが、コーチなどのスタッフも多く、体制が整っているなあと思いました。一方で、おそらくですが、高校・大学卒業後の選手の受け皿、というのが基本方針なのか、今シーズンには元Vリーガーの選手はいません(過去いたかもしれませんが…たぶんいないかと)。私は高校・大学バレーは見ないので、知っている選手は誰もいない、完全に未知のチームでした。
元Vリーガーがいない分、誰かが引っ張る、という形ではなくいわば横一線という印象は受けました。マレーシアから加入したV3唯一の外国人の劉美菁選手はいましたが、よくある外国人選手依存(いわゆる助っ人)、という感じはあまりなかったですし。その分チームとしての結束力は何より強かったかな。この部分はお隣のチームを彷彿とさせました。それが何より優勝の要因だったのではと思います。
というより、お隣にV1のプロチームがあるので、自然とそことの差別化、差異化を図るようになったでしょうね。スポンサーだって競合する可能性がありますからね。隣町にVリーグのチームがある、というのは他の3チームにはない、ここだけの特徴でした。
応援団?も結成されていて、札幌、鈴鹿、田川とどの試合にもいらしてましたね。トラマガ(拡声器)を持ったコールリーダーも札幌以外はいて、盛り上がってました。それだけの熱いファンがつくチームなんだなと、と微笑ましく見ていました。優勝おめでとうございます。