THIS IS HOME~アランマーレ文化 from 庄内~

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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

⑧結成された応援団

これは地元紙で知ったのですが、V1昇格をきっかけにチーム運営会社(新聞表記ママ)で応援団が結成されたそうです。おそらくプレステージ・インターナショナルの社員の方たちなのでしょう。おそろいの法被で応援されてました。

こういっては何ですが、応援団って縮小傾向にあるんですよね。DJなどチーム仕切りで音響を担当したり、ホームゲームがどんどんエンターテインメント化すると、一方で応援団の出番ってどんどん減っていくんですよ。相手チームの音響禁止というチームも増えましたからね。

そんな中で応援団が結成された、というのはすごいことだなと。もっとも前週のつがる大会はいわば私設の方が担当され、応援団としてはおそらくホームゲーム限定とは思いますが。見た限りは5名で、女性もいらっしゃいました。

これもチームを企業としてバックアップしている、かつ、従業員から愛されている証だなと思いました。なお一関大会でもいらしてました。自軍のTO(=劣勢)では、応援団の方の呼びかけをきっかけに「アランマーレ!」とコールが起こり、最初こそはおそらくMCによって太鼓のリズムが流された後に、その音が消されて、観客のアランマーレコールだけが響き渡る、という演出もよかったですね。

⑨会場を一つにする「さくらんぼ体操」

試合中のテクニカルタイムアウトなどで、唐突に「さくらんぼ体操」が映像付きで流れました。チアの子供たち、そして被り物までした応援団の方々が踊っていて、これは昔からある、山形県民なら誰でも踊れる県民歌なんやな、と思っていたら知り合いのLJKは知らないと(笑)。調べたら2015年にできたばかりだそうですね。

もっともさくらんぼは、酒田や鶴岡のある庄内地方よりは東根・天童・寒河江といった内陸が産地なので、会場みんなが踊っていたというわけでもなかったです。

ただ、東京から来た私としては、ああ、山形に来たなあ、ということを実感する時間でした。

ちなみに一関大会では流す機会がだいぶ増えました(鶴岡は第二セットの12点目のTOだけだったはずが、一関は全セットで流してました)。しかも日曜の日立Astemo戦では、対戦相手の日立Astemoの応援団も見よう見まね(スクリーンでも流していた)で踊っていたのが、日立Astemoらしかったです(笑)。

⑩自分事になる「センキュー」コール

得点時の音響って、基本的に「いいぞいいぞ!」「もう一本!」とか鼓舞するものなんですけれど、アランマーレの場合は「センキュー(Thank you)」なんですよね。ハリセンにも書かれていたのですが、これはちょっとびっくりしました。得点を決めてくれてありがとう、ということですよね。それって、ファンもチームを自分事として捉えることになるなと。

これはアランマーレではないのですが、21/22シーズンに久しぶりにV2を見たとき、コートで選手から「ありがとー」と声が聞こえたときもびっくりして。これはV1を中心に見ている身からすればちょっとしたカルチャーショックで。

でも、これってとてもいい文化だなあと思いましたね。鼓舞ではなく、感謝。控え選手も、この音響に合わせて、得点を決めた選手を指差しています。選手とファンが、得点を決めた選手を称える、だけでなく御礼を言う。いいものを見させていただきました。

さて、つらつら書いてきましたが、ここからが大事な話です。