THIS IS HOME~アランマーレ文化 from 庄内~

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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

⑤破格値の物販

小真木原総合体育館にはキッチンカーの他、場内にもフードの売店があったのですが、一番びっくりしたのがコーヒーと水の価格。100円と60円!バグってます(笑)。特にコーヒーは土日共最高気温が一桁台と急に寒くなったので、行列ができるほど人気でしたね。

ちなみに水なのですが、このようにアランマーレのロゴが入ってました。たぶんですが、プレステージ・インターナショナルとして事業所用(社員が無料で飲めたり来客用だったり)に一括購入しているものを売ったんじゃないかなと思います。

それが事実かどうかはわかりませんが、そうだとすればプレステージ・インターナショナルの従業員にもアランマーレの存在を知らせることができますし、従業員にもチームのファンになってもらえる、企業としての一体感を醸成できるのではと思いました。

また、これは一関大会のMC(後述)のトークで知ったのですが、100円のアランマーレコーヒーも、西尾GMが豆から選んだこだわりの商品だったとか。今後はぜひ売店のPOPでアピールしていただければと!(笑)
※なお一関大会でも同価格でした。また、キッチンカーも数台あって、さすがでした。

⑥三世代の来場者層

鶴岡大会で何より印象に残ったのは、観客の属性の幅広さでした。とにかく子供が多かったですね。一方で年輩の方もいて、いわば親-子-孫と三代にわたっていらしていた印象です。

日曜は試合前にVリーグのジュニア選手権が行われていて、その知り合いが多く駆け付けたのもあるかもしれませんが、であればジュニア選手権後には帰るでしょうし。これだけ小さな子供がいる大会はあまりなかったですね。それだけ地元に愛されているということであればいいなあ、と思います。

⑦「ホームゲーム」MCではなく「大会」MC

ホームゲームにつきもののMC。会場を盛り上げて、チームを後押しする応援団としての意味合いもありますよね。アランマーレにもシャドウ國本さん、松浦彩さんという男女のMCがいました(V2のときからずっとやられているようです)。この二人、地元のFM山形でレギュラー番組を持たれているのもあって、息ピッタリの名コンビでした。

何より印象的だったのが、ホームゲームを盛り上げるのは当然なのですが、アランマーレの出ない第二試合もしっかり進行していたんですね。大会によっては、MCはあくまでそのチームのMC、ということでホームゲームではない試合(鶴岡大会の場合、第二試合)は別の人(MCというよりは淡々とアナウンスする人)がやることが多いのですが、この二人は第二試合も進行されてました。

そして、試合後のVOMインタビューも、たいていは「今日の試合の感想」「ご自身のプレーを振り返って」「会場のファンの皆さんに一言」で済んでしまうんですけれど、シャドウ國本さんはけっこういろいろ聞いて突っ込んでました(笑)。

ただ、鶴岡大会の土曜は久光の中島咲愛選手、日曜はNECの廣田あい選手が初のVOMインタビューだったそうですが、それについてちゃんと触れていたんですね。ということは事前に調べていたのかもしれません。また、山形で印象に残ったことを聞いたり、山形を好きになってもらおうというアピールも素晴らしかったですね(もっとも選手たちは観光する時間はないのであまり答えられないのですが 笑)。

第一試合のホームゲームだけでなく、第二試合も含め大会全体をMCとして進行していた。これは本当に素晴らしかったです。一関大会でも、第二試合でメリーサ選手の靴のデザインについて触れていたり、別の選手に正月休みはあるのか、と聞いたり、なかなか面白いVOMインタビューでした。

この二人は一関大会でも担当されていたのですが、その模様は少し詳しく書きたいので後述します。