東レアローズ新聞で振り返る22/23シーズン~後編~

東レアローズ滋賀
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2023.4.22 NECレッドロケッツ戦(ファイナル)

【一面】東レアローズの今シーズンのベストショットにも挙げた一枚です。この二人には感謝しかないし、試合後にはこういう光景があったんだ、ということを伝えたかったのもあります。

見出しは少し考えましたが、この言葉しかなかったですね。フォント選びにも時間をかけました。

【中面】試合後は外野から「なんであの選択なんだ」「なんで決められないんだ」という、結果だけを切り取った批判の声が見られました。一方でアロともは「あの選択は間違ってなかった」という考えが多数を占めていたと思います。その声を代表した、というとおこがましいけれど(お前はアロともの代表なのかと)、紙面を通して、それなりにチームを見てきた私の考えを示すことで「そうだよね」と、アロともの皆さんもある意味味方を得た思いにもなったんじゃないかなと。だって、外野にそういうこと言われたら悔しいし。

試合後選手もファンも泣き崩れたと思っている人もいるでしょうけど、一面で使った写真の光景もあったし、アロともはその夜、渋谷のレンタルルームを借り切ってみんなで笑って飲んでいたし。

いずれにしても二人が決めた答えについて、どうこう言う必要も筋合いもないんですよ。

まあでもあの試合はそもそも第一、第二セットがダメダメでした。いろんなミスが重なっての結果。最後のシーンだけ切り取っちゃダメです。

実は一面のコピーや中面の見出しはおろか、優勝記念号も作っていたんですよね。いったんお蔵入りになりましたけれど、来シーズン使えるといいな。

 

と、長くなりましたが、今シーズンを新聞の紙面を通して振り返ってみました。最後にお伝えしたいのは、冒頭に紙面制作は自己満足だと書きましたが、一方でアロともの皆さんと共に作っているという思いもあります。試合後のSNSでの皆さんの反応を見て紙面の方向性やコピーを決めることもありますし、この選手にスポットを当てなきゃ、と思うこともあります。皆さん、ありがとうございました。

今シーズンは作っていてかなり疲れたので来シーズンも全試合作れるかはわかりませんが、推しが抜けようと(苦笑)紙面は作りますので、これからもお楽しみいただければ幸いです。