東レアローズ新聞で振り返る22/23シーズン~前編~

東レアローズ滋賀
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2022.12.17 JTマーヴェラス戦(皇后杯準決勝)

まず、この紙面は初の当日発行でした。決定率など確証となる帳票もなくて作るのは大変でしたが、試合の様子はいち早く伝えるのが一番ですからね。まあ遠征ではなく、自宅から通える場所でかつ、試合後に飲むこともなかったからですが(笑)。

【一面】まあ、この試合は石川真佑選手でしたね。第四セットで20-24とセットポイントを取られてフルセットを覚悟しましたが、彼女のサービスエースで追いついてそのまま勝ちましたからね。

【中面】石川選手の活躍ぶりにあやかり、彼女の座右の銘「成長は限界のちょっと先にある」から取っています。

何よりご注目いただきたいのは選手レビュー欄。実は今までの紙面で、勝った試合で小川選手を一番上で取り上げる際は、必ず小ネタを入れていじっているんですよ(笑)。直近でのチームのSNSなど、ご本人にまつわる最新のネタを入れてました(なければ過去ネタから)。

推し(当時)の選手を褒める照れくささもありましたし、どうせご本人は見てないし気づかないだろうなと(笑)。でもこうすることで「あ、次は何のネタで来るかな」と読者が楽しみにしてくださればなと。こういう定番企画があるのは、紙面を作り続ける上で結構大事だと思っています。

2022.12.18 NECレッドロケッツ戦(皇后杯決勝)

【一面】負けた試合は紙面制作がより慎重になります。大舞台ならなおさら。悲しみにくれるアロじょ、そしてアロともに力を与える内容、にするためです。負けた試合の中でも光った選手はいるし、必ず次につながる材料はある。全否定は簡単なんですよ。そもそもネットはネガティブなネタほど湧き上がりますからね。だからこそそこから次につながるものを探して伝えます。それは私なりの矜持です。

この試合は井上奈々朱選手が胸を張って観客に応えていた。だから、三年連続の準優勝であっても三年連続決勝に出ているってすごいことじゃん、というコピーにしています。そして選手へのメッセージとして、さりげなくネットの白帯に欅坂46のデビュー曲「Nobody’s fault」(誰のせいでもない)を入れています。

【中面】この試合は出だしから14点しか取れず、どうしちゃったの?という展開でしたからね。機能不全に陥っていました。それを呼吸不全に言い換え、そしてユニフォームの色に合わせて青色吐息という言葉にしています(なので最後ではなく最期)。これほど悲しい見出しはなかったです。

ということでここまで2022年内の試合をお送りしました。2023年からの後編は別の記事でやります。