東レアローズ新聞で振り返る22/23シーズン~前編~

東レアローズ滋賀
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2022.10.29 PFUブルーキャッツ戦(輪島)

【一面】Overtureというコピーは開幕戦で必ず使ってます。Overtureは序曲という意味でもあり、櫻坂46のライブ開始時に流れる曲名でもあります。そしてスタメンで起用された西川吉野選手が大活躍だったので、それが伝わる写真を使いました。

【中面】世界バレーが終わって二週間くらいで迎えた開幕戦。その間、石川真佑、関菜々巳両選手の代表組と、それ以外の滋賀組はバラバラだったわけです。となると代表組が戻ってきてからチームとして活動する期間は短かったわけですが、その両組が試合を通してどんどん融合していった。それを協奏曲という言葉にしたわけです。

そして何より、黒後愛選手の復帰ですね。このときは出場はなかったので大きくは取り上げず、ここぞ、というときまでとっておこうと思いました。

2022.10.30 PFUブルーキャッツ戦(輪島)

【一面】前日は途中で下げられた水杉玲奈選手。ご本人も期するものがあったのでしょう。この日は意地を感じました。今の私は今までの私じゃない、という意味の「I‘m not what I used to be.」のnotと、会場の能登のnotoをかけました。

【中面】地理的に能登はPFUブルーキャッツのあるかほく市の先にある、ということと、アコスタ、タントゥイー、メリーサ各選手のVリーグ屈指の高いブロック(壁)を乗り越えた、という意味を込めています。コラムでは東レに関係なく、PFUのホームゲームの取り組みについて触れています。

2022.11.5 JTマーヴェラス戦(草津)

【一面】これはもう、黒後愛選手の出場ですよね。能登大会で起用しなかったのも、このホームゲームのためだったんだなと。ちなみにコピーの「I’m in」は、櫻坂46の曲名からです。新聞の名前が「アンビバレント」である以上、編集者の意向で欅坂46&櫻坂46の世界に沿うことが多々あります(笑)。

【中面】負けたこともあり、見出しは特にひねってないですね。ただ、こういう試合では小川愛里奈選手のレビューのように、(読んではいないでしょうが)選手へのメッセージを発することがあります。

2022.11.6 JTマーヴェラス戦(草津)

【一面】前日フルセットで敗れたJT相手に、フルセットでの劇的勝利。会場も大いに沸きましたし、コピーはシンブルに「これがホームゲームだ」です。

【中面】前日はベンチ外だった井上奈々朱選手の、途中出場からの大活躍と彼女を起用した越谷監督を称えるコピーにしました。まあ、劇的勝利は変にひねらず、ありのままに伝えるのが一番ですよね。見ているこっちも頭の中が吹っ飛んだというのもあります(笑)。