KUROBEアクアフェアリーズ PFU戦第四セット前の3分間

KUROBEアクアフェアリーズ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2019年3月16日、埼玉県深谷市のビッグタートル。V1のファイナル8が行われる中、同時並行で開催されているチャレンジステージ(簡単に言えば入れ替え戦出場を巡る争い)。その二試合目となるKUROBEアクアフェアリーズ対PFUブルーキャッツがこの日、第三試合として行われた。

2018/19のシーズンのV1。西地区は最後までもつれる争いになったものの東レアローズが2月16日、最終戦を一つ残して4位が確定してファイナル8進出。岡山シーガルズは5位となってチャレンジステージに回ることとなった。一方東地区は2月2日に日立リヴァーレの4位が確定。KUROBEとPFUがそれぞれ5位、6位となり、計3チームがチャレンジステージに進んだ。

もっとも東西関係なく全チームのポイント数で言えば岡山は30ポイントで東地区二位の埼玉上尾の32に次ぐ数字。全チームのポイント数であれば岡山ではなく日立がチャレンジステージに進んでいたわけで、岡山の強さはこの中では別格と言えた(ちなみにKUROBEは7、PFUは4)。

なので実質、KUROBEとPFUによる、V1残留か入れ替え戦であるチャレンジマッチ出場か、巡る争いとなっていた。なお、チャレンジステージは5位にチームに1ポイントが与えられ、ポイント数が並んだ場合はレギュラーラウンドのポイント数の高さで決まることになっていた。

先週花巻で行われた岡山対KUROBEは岡山が勝ち、岡山は4ポイントとなってこの時点でV1残留が確定。この日の深谷は、KUROBEとPFUによるいわば一発勝負となっていた。条件は、KUROBEがフルセット以外で勝てばポイント3となり、PFUが翌日の岡山戦に勝ってもポイント数が並んでもレギュラーラウンドの順位が高いので自力で残留確定。もしフルセットで勝った場合は翌日の岡山対PFU次第。そして負けたらPFUの残留確定という状況になっていた。

これは一方で何を意味するかというと、PFUにとっては最下位、かつ、シーズン全敗で終えたシーズンをこの試合で、言い方は悪いがチャラにできる可能性があった。

あらゆるものがかかる試合だった。

なおKUROBEアクアフェアリーズについては1月にこんなブログを書いているので宜しければご覧下さい。

ファイナル8の東レ対日立戦が終わり、15時20分すぎ、KUROBEとPFUの選手たちが入ってきた。