車体が軋むように君が泣く~トヨタ車体クインシーズ、和解なき合意~

クインシーズ刈谷
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黒須選手は昨日は第一セットだけの出場でこの日は全く出番がなかった。ということは二枚替えで起用することも考えにくい。つまり、このセットは山上選手を替えない、ということを間接的に伝えたかったのではないだろうか。

②24-23での大川選手のアタックのライン判定にチャレンジをしなかった

セットポイントで迎えた大川選手のアタックはサービスラインギリギリに落ち、線審は旗を上げた。現地で見ていた私からは反対側だったのでわからなかったのだが、中継を見ていた人たちはタイムラインで、なぜチャレンジをしないのかとツイートしていた(チャレンジ枠は残っていた)。

ただ。見ていた限りは選手たちはあまりチャレンジ要求のアピールをしていなかった。全くしていなかったわけではない。だが、強い要求ではなかった。まだ新人選手だから強くアピールすることができなかったのかもしれない。

③24-25となって三度目のテクニカルタイムアウト(TO)を要求した

単なるTOカウントの覚え間違い、ではなく、わざと取ったことで流れを断ち切る狙いがあった。既に相手は三連続ポイントで、しかもその最後はケルシーのアタックが相手にブロックされるという非常に悪い流れだった。

もちろん使ってはいけない手ではあるが、いわば奥の手である。もちろん遅延行為としてイエローカードが提示されたが、それだけで済む。

特にセット開始前は3分ものインターバルでリズムを崩した相手である。ならばもう一度、と思うのは当然だろう。そしてこの試合は元々TO明けの選手の戻りも遅かった。相手がコートで待っているのにまだ円陣を解かないシーンがいくつもあった。

さまざまな手を使って、相手のリズムを崩そうとしていた。

もちろん相手のファンである私の心中は決して穏やかではなかった。リズムを乱されることなく二連続ブロックで、26-24と逆転して勝ったときは、その展開が自チームの調子の悪さであるにもかかわらず、つい汚い言葉が口を突いて出たのも事実だ。

ただ。これもスポーツの側面でもある。サッカーでもわざと倒れてPKをもらうケースもある。審判に見えないようにシャツを引っ張る行為もある。